
ご来院される患者から「なんか骨が痛いんだけど」といわれることがたまにあります。
特に首の背骨が痛いと言われる方が多いです。
その場合検査してみると、骨が痛い箇所のまわりの筋肉が硬くなっています。
筋肉は色々な骨にくっついています。特に骨の際というのは、筋肉が硬くなりやすい場所です。
そのため感覚的に骨が痛いと感じるのです。
なので筋肉をほぐしてあげると、骨が痛いという感覚はなくなります。
でもその状態を長期間我慢してしまうと、硬くなった筋肉がくっついているので骨の動きが悪くなり、
骨の変形を引き起こします。そうなると筋肉をほぐしても痛みをとることはできません。
特に関節まわりの筋肉をほぐしておくことは、未来にとっても大切なことです。
本当に骨が痛くなる原因として一番多いのは、ぶつかったりして起こる外傷の骨折です。
骨折している場合は、一度骨折した事がある人ならわかると思いますが、
なんか痛いなどととは言っていられない程の痛みです。
足に起きやすい疲労骨折などは、外傷がなくてもおきますが、足をつくと激しい痛みが出ます。
他には女性に多い 骨粗しょう症、リウマチです。
骨の癌というまれなケースもあります。