座骨神経痛とは腰から足の先まで伸びている坐骨神経が圧迫、刺激されることで、お尻、裏腿、人によってはふくらはぎ、またはスネなどに痛みや痺れなどの症状が出る事を表します。
痛みの出方や症状は坐骨神経が圧迫されている場所で変わる事があります。 椎間板ヘルニアによる座骨神経の圧迫が原因の場合の多くは、仰向けで寝て足を45度以上挙げることができないなどの症状が見られます。
坐骨神経の通り道にある梨状筋という筋肉が硬くなり坐骨神経を圧迫している場合はお尻に痛みが出ることが多くあります。このような症状を梨状筋症候群といいます。
当院にも足の痺れ、お尻の痛みでご来院される方がいらっしゃいますが、ほとんどの方が梨状筋症候群といってもいいくらいです。
原因は梨状筋が硬くなっていることですが、梨状筋だけが硬くなることはないので拮抗筋である股関節、表腿筋肉を緩めることが大切です。また多くの方がスネがとても硬くなっています。
梨状筋が原因の座骨神経痛は、疲れが溜まってきて梨状筋が硬くなることで引き起こされるので、筋肉を緩めてお体を元の状態に戻すことで改善できます。
痛みがひどい方ほど、痛みから体を守る為の防御作用が働いて骨盤、股関節まわりの筋肉が硬くなっています。辛い方は間隔を開けずに施術することをお勧めしています。