腰痛、肩こりは、同じ姿勢を続けることや無理な体勢で動作を行うことで、筋肉に疲労が溜まり筋肉の緊張が強くなることが主な原因で引き起こされます。
腰痛や肩こりが辛い時、硬くなった筋肉をほぐそうとストレッチをする方も多いと思います。
確かにストレッチには体の柔軟性を向上させる効果がありますが、疲労が溜まり筋肉が硬くなっている状態のときにストレッチを行うと、さらなる痛みを引き起こしたり、筋肉を傷めてしまう可能性があります。
体には無意識に働く防御作用があります。ぎっくり腰をやると本来痛めた腰の筋肉だけでなく、上半身全体が動かなくなることがあります。これは痛めた腰を守る為に背中の筋肉がかたまることにより起こります。
筋肉が硬い状態でストレッチをするとこのような防御作用が働いてしまい、ストレッチの効果が得られ無いだけではなく、逆に筋肉の緊張を高めてしまうことになります。
痛みが起きてからストレッチをしても、痛みの解消は期待できません。
腰痛、肩こりの痛みが出ていないときに、日常からストレッチして筋肉の柔軟性を高めて、しっかり休息をとって疲労回復させることは、腰痛、肩こりの予防になります。
痛みが辛くなってくると、だんだんと筋肉の緊張は強くなってきって寝ても疲労回復ができなくなります。
そんなときはじっくり筋肉をほぐしてあげることが効果があります。
辛いときは、早めの的確な対処が大切です。
疲れが溜まってきたなと感じたら、ご相談ください。