腰痛や肩こり、背中の痛み、坐骨神経はなんで起きるの?と患者さんに聞かれることがあります。それらの痛みが起こる原因は色々ありますが、原因の一つとして筋肉の衰えがあります。
ふとしたときに自分の体を見たり、触ったりして筋肉がやせて、脂肪がついたなと感じることがあるとおもいます。そのような状態が続くと何かをきっかけにして痛みがでてきます。
これは辛い現実ですが、30代以降から体の衰えがはじまり40代以降は運動習慣が無いと筋肉が段々と減っていきます。特に落ち易いのはお尻、太もも、ふくらはぎなどの体を支える大きな筋肉です。
どれくらいの量が年間で減っているかというと、今回のブログの表題にもしている245g(40代男性平均)もの筋肉が一年間で失われてしまうのです。250グラムといえば食べ応えのあるステーキ1枚分です。
アマゾンの森林の減少も心配ですが、我が身でも知らずに知らすに結構な量の筋肉の減少が起きているのです。
お尻、太ももなどの体を支える筋肉が減少すると、姿勢が悪くなり膝や腰に負担がかかり腰痛の原因となります。お尻や太ももを鍛えるのはスクワットが効果的ですが、筋トレメニューの中でもスクワットはきついメニューです。そこでウォーキングや階段登りなど日常生活でスクワットと同じような動きをするときに、お尻、太ももに意識を持っていくと筋トレ効果を得ることができます。2週間続けると体の変化を実感できると思います。